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JORA BLOG

La Route du Rhum-Destination Guadeloupe通信No.15

みなさん、こんにちは!
陸上班の清水がお伝え致します。

先週末からIMOCAトップ艇団とMulti50艇のフィニッシュで盛り上がるグアドループ!
IMOCAクラスの勝者はSMAのPaul Meilhatです。ポワンタピートルのフィニッシュラインを一番で切ったHugo BossのAlex Thomsonは、座礁事故時のエンジン使用(レース中)によるペナルティーとして24時間が加算され3位です。
Paul Meilhatの記録は12日間11時間23分18秒です。

公式レースHPニュースよりAlex Thomsonのコメントを抜粋:
グラダループにトップでフィニッシュしたかった。1時間だけ寝たけれど、レースの最終段階に挑む前にもう少し休んでおく必要がありました。予定通りに目を覚ますことができなかった。24時間というペナルティーは少なくないけれど、審判の決定を受け入れています。自分自身では失格です。素晴らしいレースをしていたのに恥ずかしい。目が覚めた時には状況が把握できませんでした。海藻がそこらじゅうにありました。PC上に岩礁が表示されていることだけが目に入ってきました。…(フランス語での続きはこちらから)」

IMOCA艇はフォイルを艤装した艇が増えていますが、一位のSEMAはIMOCAのフォイルがない艇です。
4位にフィニッシュしたVencent Riouのコメントを抜粋(Vencent Riouコメント、フランス語の全文はこちらから):
前半の荒れた海とレース後半の後方からの風による悪天候ではフォイルが全く役に立たなかった。このような状況はそう頻繁にあることではないです!ポールはフォイルなしでも成り立たせる事が出来るコンディションがまだあることを証明しました。

現在発表されているリタイヤ艇は以下の通りです。
Ultime…2艇
Muti50…1艇
Imoca…5艇
Class40…16艇
123艇でスタートしたフリート中24艇が惜しくもレースを継続を断念しています。

そして現在の貴帆は30位に着けています!

フランス時間AM7時の位置情報

ステイセルとソレントセールに損傷があり、完全なパフォーマンスでのセーリングはできない状況とのことですが、北田氏からは昨日船からのビデオ映像が届きましたのでご覧ください!!

 

La Route du Rhum-Destination Guadeloupe通信No.14

皆さん、こんにちは!
陸上班清水がお伝え致します。

レーススタートから12日目、貴帆のリスタートから6日目を迎えています。
貴帆の北田氏は現在32位に着いています。

フランス時間本日午前7時の位置情報

貴帆からのつぶやきは貴帆公式FB北田氏公式ブログからもご覧頂けます!

レース公式情報ではMulti50クラスRéauté ChocolatのArmel Triponが優勝を飾り全体3位の成績を収めました。記録は11日間7時間32分40秒!
平均走行速度は13,04ノット、4563マイルを帆走り切りました。

Armel Tripon (Réauté Chocolat) Vainqueur dans la classe Multi50
© Alexis COURCOUX #RDR2018

また今週末にかけてフィニッシュが予測されるIMOCAクラスの先頭艇団ですがスタートよりトップを守ってきたHugo Boss、Alex Thomsonスキッパーの座礁が伝えられています。

レース公式サイトより抜粋(Alex Thomsonチームから運営に向けられた情報):
グアドループ時間の21h45〜22hにグアドループ島で発生したAlex Thomsonの艇が座礁。Alex Thomsonは船内で安全が確保され負傷はしていない。構造上調査を実施中。スキッパーと連絡を取るAlex Thomson Racing技術・運営チームとレース運営によって状況確認とフォローがされた。スキッパーはレース継続中で最後まで完走する意思がある。

Class40クラスではService CiviqueのClaire Pruvotがポルトガル南の外洋で貨物船と衝突。
船の破損は深刻で、スキッパーは事故発生45分後に貨物船によって救助された模様です。
現在Class40クラスでは11艇のリタイヤが確認できます。

貴帆から届いた美しい夕日ですが、強風域を出たばかりの北田氏からのイルカもシャチに見えるほど(北田氏航海日誌2018/11/15より引用)とのコメントから伝わるようにゆっくり鑑賞する余裕は無いようです。 大海原という大自然を前にスキッパーは想像を絶する世界に挑んでいるのだと感じます。
引き続きご声援のほど、よろしくお願いいたします!

貴帆からの夕日

貴帆からの北田氏

 

La Route de Rhum-Destination Guadeloupe通信No.13

皆さん、こんにちは!
陸上班清水がお伝え致します。

最新公式ニュースでは本日フランス時間AM8h30、Multi50クラスArkemaのグアドループまで1000マイル地点での転覆を伝えています。スキッパーのLalou Roucayrolは即座にこの激しい疾風による船の転覆を陸上チームに通知し、現在救助体制の運営が進められています。スキッパーは船内にいて無事との事です。公式レースHPはこちらからご覧いただけます。
また、Class40ではHalvard Mabire and Miranda Merron Sailing team公式FB投稿でHarvard Mabire氏(現Class40会長)のリタイヤが伝えられています。2011年に建造されたPogo 40 S2、Colombia XL(旧 Campagne de France) でのRoute du Rhum参戦を多くの技術的問題によって断念した模様です。

11月11日(日)にリスタートを切った貴帆!
今回は陸上班が撮影した11月4日(日)スタート時の写真をいくつか紹介させていただきます。

陸上班はSEAir社のFlying Ribからサポート!

陸上班としてチーム貴帆のサポートをさせていただく中で大きく感動する場面の1つにレーススタートの瞬間があります。
レーススタートの海上に立ち合わせていただいたのは今回で3回目。
これから大西洋をたった一人で横断しようとするセーラーが舵をとるレース艇はとても美しかったです。

そして驚いたのはサポート艇の多さでした。
参加艇のサポートやレース運営によるセキュリティー艇をはじめ本当にたくさんのインフレータブルボートがいて、海面が真っ白!

サポート艇がひしめく海面

これからもレース準備期間の様子やスタート時のお写真を少しずつご紹介できればと思います!
次回もお楽しみに!

La Route du Rhum-Destination Guadeloupe通信No.12

みなさん、こんにちは。
陸上班清水がお伝えいたします。

11月11日(日)フランス時間の午前中、北田浩氏の貴帆はグアドループに向けて再スタートを切りました。

避港をしていたロリアンから出航する北田氏

フランス時間9時のトラッキング情報では貴帆はClass40フリートの39位についています。

11月12日フランス時間9:00の位置情報

現地点では53艇中6艇のClass40艇がリタイヤを正式に発表。また本日の公式サイト情報はClass40の注目セーラーの一人だったVandBのMaxime Sorel(2017年Fastnet1位)がUTC01:00の段階でディスマストをしたと伝えています。セーラーは無事で、カナリア諸島へ航路を向ける模様です。
40周年を迎える第11回La Route du RhumですがClass40においては特に歴史的なトランザットになることでしょう。スペイン、ポルトガルに寄港した艇、ブルターニュのマリーナに避港した艇達は先週の土曜日から昨日の日曜日にかけて再スタートをしています。一方レースから1週間を迎え、すでに1250マイルを帆走り貿易風というハイウェイを行く先頭フリート。トップを守るYoann Richommeは次のようにコメントをしています。(公式サイトより抜粋)
「とても天気がいいので、間も無くTシャツに着替えることでしょう。風が入り始めたので、だいたい平均11〜12ノットのリーチングです。これからの二日間は次のジャイブポイントに向けてまっすぐです。夕方からはスピネカーを揚げるけれど、南に来たことを実感しますね。私たちはトランザットのより面白い部分である第2ステージを迎えています!」

レース全体ではUltimeがついにフィニッシュ!
信じがたいシナリオではありますが、6日間に渡りトップを帆走っていたMacifのFrançois Gabardを最後の最後フィニッシュライン目前でIDEC SportのFrancis Joyon が抜き去り優勝を飾りました!この2艇がグアドループを回った60マイル、6時間に及ぶ勝負は多くの注目を集めました。
Francis の記録は7日間14時間21分47秒、次に続いたFrançois Gabardとの差はたった7分8秒でした。

ポワントピートルの歴史的夜の動画
La Route du Rhum-Destination GuadeloupeFB公式ページより

貴帆はおよそ5日間の避港期間を経て再スタートを切りました!
引き続きご声援をお願いいたします!

La Route du Rhum-DestinationGuadeloupe通信No.11

みなさん、こんにちは!
陸上班清水がレース公式サイト9日の情報をお伝えいたします。

2018年11月9日フランス時間AM7:00の位置情報

2018年11月9日フランス時間AM7:00の位置情報

レース4日目になりましたがClass40のフリートはまだまだ悪天候を抜けていません。
木曜日の夜から金曜日にかけて、特にリスボン緯度に位置するスキッパーに対しては新たな低気圧の前線が予報されています。このような状況でClass40トップ帆走るYoann Richomme、Phil Sharp、 Aymeric Chappellierのトリオが南にアゾレスの高気圧へ一回りするために南方に逃げることは当然のようです。

トップを帆走るYoann Richommeによる木曜日のコメント:「戦略としては、私のすぐ後ろにある荒れた海域を避けるためにいち早く船を南に進めることで、他の船はこの海に耐えなくてはいけないでしょう。いくつかの遅れが出ることは間違いないけれど、このコンディションで船を進めることは難しい。

La Route du Rhum-Destination Guadeloupe2018の中で女性セーラートップを帆走るCampagne de FranceのMiranda MerronさんはFBにて昨日以下コメントを出しています。
Miranda Merron:2014年前回大会6位完走
         2014年Campagne de FranceはClass40シリーズチャンピオン
                      2017年Campagne de FranceはMiranda Merron&Halvard MabireのペアでRORC
         (Royal Ocean Racing Club)Class40カテゴリーのチャンピオン

©️Miranda Merron-Campagne de France

2018年11月8日投稿コメントより抜粋:
(FBアカウント:Halvard Mabire and Miranda Merron Sailing team)
3つの低気圧があり、今夜が3つ目です。 前回の2つの低気圧は船を壊すレベルで3つ目も同じようなレベルでしょう。アメリカ式チャート上で「STORM」表記された低気圧は明日にもイギリスとフランスへ移動します。昨日は55ノットを目にすることとなり、ものすごい一日でした。たった35ノットでのセールチェンジの際には望まない方向へ9マイル進む羽目になりました。特にソロの場合は正しく戻すために時間がかかります。これからいち早く今夜の準備に取り掛かります。今夜の低気圧は24時間続けて30〜35ノットは吹くことは間違いなく、おそらくもっと強くなるでしょう。 Ursuitのドライスーツを着て数日過ごしていますが、このドライスーツは本当に乾いていて防水です。船内の移動は非常に危険なためヘルメットが欠かせません。風がないときにいくつかの修理をしましたが、まだリストにはやるべきことが残っています。もし陸が近かったら間違いなく寄港を選択していたことでしょう。避港/寄港を選択したセーラーは正しいと思います!
Miranda/Campane de France

レース公式HPはこちらからご覧頂けます。

La Route du Rhum-Destination Guadeloupe通信No.10

みなさん、こんにちは!
陸上班清水がレース公式サイト11月8日(木)時点での情報をお伝えいたします。

CLASS40トップはYoann Richomme(Veedol-AIC)

海と風による難しいコンディションでのセーリングから2日が経過しました。
La Route du Rhum-Destination Guadeloupeに挑戦するソロセーラーは二つのグループに分かれています。1つはアゾレスまたはアデイラへより早くたどり着くべく、この悪天候に立つ向かうグループ。もう1つは気象状況が回復するまで避港する事を望んだグループです。
これにより海上でのリタイヤ、取り返しのつかない破損が非常に少ないことが分かります。前回開催の2014年のリタイヤは27艇、大半の船がレーススタートから3日以内のことです。2018年の今年は11月6日(水)の時点で公式にリタイヤした船が3艇です。しかしながらディスマストをしたIsabelle Joschke(Imoca)、Sam Goodchild(Class40)、座礁をしたWilly Bissainte(Class40)と同様に転覆から救助されたArmel le Cléac’h(Ultime)のレース再開が難しいことは明らかでしょう。

 

またレース運営はグアドループでのフィニッシュライン閉鎖を予定していた12月2日から12月7日まで(5日間)延長した模様です。
レースの参加・継続・リタイヤの決定は全てスキッパーの自己判断で決められます。
この悪天候に挑むのも、ブルターニュやスペインの港などで天候が落ち着くのを待つこともスキッパーが各々の理由で判断をしています。
Class40協会の会長でLa Route du Rhum-Destination Guadeloupe2018に参加、現在はベノデに避港しているHalbard Mabire氏が自身のFBアカウントで以下のような説明をしています。(Halvard Mabire and Miranda Merron Sailing teamFBアカウントはこちらから)

2018年11月6日15時56分ーHalvard Mabire and Miranda Merron Sailing teamのFBページにて投稿されたアルバート氏による説明から抜粋

気象状況確認後、大西洋はしばらくの間大荒れになり、予想できる迂回手段は全く無いように思われる。

具体的にはジブラルタルの緯度までたくさんの風が予想されていて、さらにそれらの風は好ましくない方向に吹いている。快適さを求めなければ風には対応できるが、私たちにとってこれに影響して生まれる「荒れた」海がより大きな問題になる。

セールを適応させることで風を乗り切ることが出来ても荒れた海は厄介だ。大きなうねりのきつい海は交渉の隙があるが、低気圧前線や様々な方向に相次ぐ風に伴って生じる波浪が「交差」した海を把握するのはより難しい。

Class40は良い船で、おそらく非常な荒天にも立ち向かうことができる。私たちの世界一周やいくつかの大西洋横断がその点を保証する。しかしながら、電子回路、セール、その他の艤装などに最小被害も一切なしで切り抜けることは稀で、常に悪質な波によって転がされるリスクがある。

Colombre XLは私に託された船であるし、Class40の来シーズン全てに参加することになっているから、一番大切なことは船を最良のコンディションでオーナーに戻すことだ。

そのような条件と発表された気象予報を考慮すると、自発的にこのような危険な状況を進まないという選択が妥当だろう。抜けられるルートが見つかった時点で、追って状況を再検討するつもりだ。より早くに避港の判断をした他のセーラーに対して言えば、私は通過ゲートが開くことを期待しギリギリまで避港の判断を待つことを望んだ。しかしながら遭遇したコンディションは予報データをはるかに超えるもので、発表されていた前線の激しさを証明した。

 

 

 

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