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JORA BLOG

La Route de Rhum-Destination Guadeloupe通信番外編「グアドループってどんなところ?」

皆さん、こんにちは!
陸上班堀内が番外編を担当いたします。

まずはつかみとして、先日12日ファーストホーム艇(艇名:IDEC SPORT、スキッパー:Francis Joyon 、Ultimeクラス)がGuadeloupe(グアドループ)、ポアンタ・ピートルのフィニッシュラインを切りました。

記念すべき40周年レースに相応しく、トップ艇と2位のTrimaran MACIF(スキッパー:François GABART)との差がわずか428秒という壮絶なデッドヒートを繰り広げゴール地であるグアドループは熱狂の渦に包まれました。

その感動の瞬間を収めたビデオです。

いや〜すごいですね!

2位のフランソワさん(35歳)は2012年のヴァンデ・グローブを制したこともあるトップセーラーです。前回2014年のRDRではIMOCAで優勝していて、今大会もUltimeでずっとコースレコードを更新する走りだったのですが、62歳のフランシスさんに最後まくられるというなんともドラマチックな展開になりました。フランシスさん、まさしく中年の星ですね!

おっと、前置きが長くなりました…そろそろ本題に移りましょう。

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さてさて、皆さんも気になるゴール地であるグアドループとは一体どんなところなんでしょうか?

恥ずかしながら、ワタクシ今回このレースに関わるまではその存在を知りませんでした。

皆さんも多分そうだと思います。え、もう知ってた?いやいや、ホンマかいな( ̄ー ̄)!?

それではカリブ海に浮かぶ美しい島、フランス海外県のグアドループについてご紹介していきます。
知ってる方も初めて聞いた方もどうぞお付き合いください。

Ambiance Guadeloupe - Inauguration village de Basse Terre © Yvan ZEDDA #RDR2018

Ambiance Guadeloupe – Inauguration village de Basse Terre © Yvan ZEDDA #RDR2018

 

まずは公式サイトのヴィレッジ紹介動画から。

いいですね〜。カリブ海に浮かぶ美しい島。今回貴帆がゴールする時にはチームのジャンコーチとパトリツィアさんが現地で出迎えてくれます。

それではレースの公式パートナーであるRÉGION GUADELOUPE から情報を見てみましょう。

地理

カリブ諸島の中心地に位置するグアドループは、米国フロリダから 2 ,200 キロ、南米の海岸から600キロの距離にあります。 French Department in the Americas (DFA:アメリカ地域のフランス海外県)  と本国フランス都市部から約6,800 kmも離れています。

群島は蝶の形で知られている 1,628 Km²に広がり、グアドループは6つのユニークな有人島を備えています。

Grande-Terre(グランテール)島とBasse-Terre(バステール)島、この2つの主要な島は、”実際の” グアドループを形作っています。Salt River(塩の川)と呼ばれる狭い入り江で区切られていて、これらは GabarreとAllianceブリッジによって接続されています。
マリー・ガランテ、レ・サント (テレ・ド・オー、テレ・ド・バ) 、そしてla Désirade(ラ・デジラード)島とともに、「サザン諸島」と呼ばれています。グアドループはまた、複数の無人島を含んでいます。

フィニッシュ地レースヴィレッジの雰囲気【Ambiance sur le village avant l'arrivée © Alexis COURCOUX #RDR2018】

フィニッシュまでのグアドループ諸島を回るコースPlan – Arrivée Guadeloupe  © DR

この地域は、景観や場所の大きな多様性だけでなく、その類い稀な動植物によって際立っています。そのサン = クロード市のスフリエール火山の最高峰の高さは1,467 メートルです。熱帯気候に恵まれ、貿易風に抱かれるように、グアドループで23〜32° cの気温で、平均気温27° cを示しています。季節は乾季の1月〜6月と、冬季としては暖かく湿度の高い雨季とも言える7月〜12月の大きく二つに分けられます。

人口は395,000人で、32の都市に分散しています。人口密度は249人/Kmです。

8世紀より移住してきたカリブインディアンたちはこの地を「美しい水に浮かぶ島」を意味するカリブ言語の「Karékera」と呼んでいました。1493年11月、クリストファー・コロンブスが上陸し、the Santa Maria de Guadalupe monastery of Extremadura(サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院)に敬意を評してGuadeloupeと名付けました。1635年にフランス人が入植し、1946年にフランスの海外県となりました。

(※Region Guadelope-GUADELOUPE, A LAND OF HISTORYより抜粋・意訳)

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すでにUltime、Multi 50、Imocaのトップ艇が続々とゴールしています。
Class 40のトップ艇であるVEEDOL – AIC(スキッパー:Yoann Richomme)は本日ゴールの見込みです。現在アゾレス諸島を帆走る貴帆がゴールする瞬間が楽しみで仕方がありません。

引き続き情報を発信してまいりますので、貴帆の応援共々よろしくお願いいたします!!

フィニッシュ地レースヴィレッジの雰囲気【Ambiance sur le village avant l'arrivée © Alexis COURCOUX #RDR2018】

フィニッシュ地レースヴィレッジの雰囲気【Ambiance sur le village avant l’arrivée © Alexis COURCOUX #RDR2018】

La Route du Rhum-Destination Guadeloupe通信No.15

みなさん、こんにちは!
陸上班の清水がお伝え致します。

先週末からIMOCAトップ艇団とMulti50艇のフィニッシュで盛り上がるグアドループ!
IMOCAクラスの勝者はSMAのPaul Meilhatです。ポワンタピートルのフィニッシュラインを一番で切ったHugo BossのAlex Thomsonは、座礁事故時のエンジン使用(レース中)によるペナルティーとして24時間が加算され3位です。
Paul Meilhatの記録は12日間11時間23分18秒です。

公式レースHPニュースよりAlex Thomsonのコメントを抜粋:
グラダループにトップでフィニッシュしたかった。1時間だけ寝たけれど、レースの最終段階に挑む前にもう少し休んでおく必要がありました。予定通りに目を覚ますことができなかった。24時間というペナルティーは少なくないけれど、審判の決定を受け入れています。自分自身では失格です。素晴らしいレースをしていたのに恥ずかしい。目が覚めた時には状況が把握できませんでした。海藻がそこらじゅうにありました。PC上に岩礁が表示されていることだけが目に入ってきました。…(フランス語での続きはこちらから)」

IMOCA艇はフォイルを艤装した艇が増えていますが、一位のSEMAはIMOCAのフォイルがない艇です。
4位にフィニッシュしたVencent Riouのコメントを抜粋(Vencent Riouコメント、フランス語の全文はこちらから):
前半の荒れた海とレース後半の後方からの風による悪天候ではフォイルが全く役に立たなかった。このような状況はそう頻繁にあることではないです!ポールはフォイルなしでも成り立たせる事が出来るコンディションがまだあることを証明しました。

現在発表されているリタイヤ艇は以下の通りです。
Ultime…2艇
Muti50…1艇
Imoca…5艇
Class40…16艇
123艇でスタートしたフリート中24艇が惜しくもレースを継続を断念しています。

そして現在の貴帆は30位に着けています!

フランス時間AM7時の位置情報

ステイセルとソレントセールに損傷があり、完全なパフォーマンスでのセーリングはできない状況とのことですが、北田氏からは昨日船からのビデオ映像が届きましたのでご覧ください!!

 

La Route du Rhum-Destination Guadeloupe通信No.14

皆さん、こんにちは!
陸上班清水がお伝え致します。

レーススタートから12日目、貴帆のリスタートから6日目を迎えています。
貴帆の北田氏は現在32位に着いています。

フランス時間本日午前7時の位置情報

貴帆からのつぶやきは貴帆公式FB北田氏公式ブログからもご覧頂けます!

レース公式情報ではMulti50クラスRéauté ChocolatのArmel Triponが優勝を飾り全体3位の成績を収めました。記録は11日間7時間32分40秒!
平均走行速度は13,04ノット、4563マイルを帆走り切りました。

Armel Tripon (Réauté Chocolat) Vainqueur dans la classe Multi50
© Alexis COURCOUX #RDR2018

また今週末にかけてフィニッシュが予測されるIMOCAクラスの先頭艇団ですがスタートよりトップを守ってきたHugo Boss、Alex Thomsonスキッパーの座礁が伝えられています。

レース公式サイトより抜粋(Alex Thomsonチームから運営に向けられた情報):
グアドループ時間の21h45〜22hにグアドループ島で発生したAlex Thomsonの艇が座礁。Alex Thomsonは船内で安全が確保され負傷はしていない。構造上調査を実施中。スキッパーと連絡を取るAlex Thomson Racing技術・運営チームとレース運営によって状況確認とフォローがされた。スキッパーはレース継続中で最後まで完走する意思がある。

Class40クラスではService CiviqueのClaire Pruvotがポルトガル南の外洋で貨物船と衝突。
船の破損は深刻で、スキッパーは事故発生45分後に貨物船によって救助された模様です。
現在Class40クラスでは11艇のリタイヤが確認できます。

貴帆から届いた美しい夕日ですが、強風域を出たばかりの北田氏からのイルカもシャチに見えるほど(北田氏航海日誌2018/11/15より引用)とのコメントから伝わるようにゆっくり鑑賞する余裕は無いようです。 大海原という大自然を前にスキッパーは想像を絶する世界に挑んでいるのだと感じます。
引き続きご声援のほど、よろしくお願いいたします!

貴帆からの夕日

貴帆からの北田氏

 

La Route de Rhum-Destination Guadeloupe通信No.13

皆さん、こんにちは!
陸上班清水がお伝え致します。

最新公式ニュースでは本日フランス時間AM8h30、Multi50クラスArkemaのグアドループまで1000マイル地点での転覆を伝えています。スキッパーのLalou Roucayrolは即座にこの激しい疾風による船の転覆を陸上チームに通知し、現在救助体制の運営が進められています。スキッパーは船内にいて無事との事です。公式レースHPはこちらからご覧いただけます。
また、Class40ではHalvard Mabire and Miranda Merron Sailing team公式FB投稿でHarvard Mabire氏(現Class40会長)のリタイヤが伝えられています。2011年に建造されたPogo 40 S2、Colombia XL(旧 Campagne de France) でのRoute du Rhum参戦を多くの技術的問題によって断念した模様です。

11月11日(日)にリスタートを切った貴帆!
今回は陸上班が撮影した11月4日(日)スタート時の写真をいくつか紹介させていただきます。

陸上班はSEAir社のFlying Ribからサポート!

陸上班としてチーム貴帆のサポートをさせていただく中で大きく感動する場面の1つにレーススタートの瞬間があります。
レーススタートの海上に立ち合わせていただいたのは今回で3回目。
これから大西洋をたった一人で横断しようとするセーラーが舵をとるレース艇はとても美しかったです。

そして驚いたのはサポート艇の多さでした。
参加艇のサポートやレース運営によるセキュリティー艇をはじめ本当にたくさんのインフレータブルボートがいて、海面が真っ白!

サポート艇がひしめく海面

これからもレース準備期間の様子やスタート時のお写真を少しずつご紹介できればと思います!
次回もお楽しみに!

La Route du Rhum-Destination Guadeloupe通信No.12

みなさん、こんにちは。
陸上班清水がお伝えいたします。

11月11日(日)フランス時間の午前中、北田浩氏の貴帆はグアドループに向けて再スタートを切りました。

避港をしていたロリアンから出航する北田氏

フランス時間9時のトラッキング情報では貴帆はClass40フリートの39位についています。

11月12日フランス時間9:00の位置情報

現地点では53艇中6艇のClass40艇がリタイヤを正式に発表。また本日の公式サイト情報はClass40の注目セーラーの一人だったVandBのMaxime Sorel(2017年Fastnet1位)がUTC01:00の段階でディスマストをしたと伝えています。セーラーは無事で、カナリア諸島へ航路を向ける模様です。
40周年を迎える第11回La Route du RhumですがClass40においては特に歴史的なトランザットになることでしょう。スペイン、ポルトガルに寄港した艇、ブルターニュのマリーナに避港した艇達は先週の土曜日から昨日の日曜日にかけて再スタートをしています。一方レースから1週間を迎え、すでに1250マイルを帆走り貿易風というハイウェイを行く先頭フリート。トップを守るYoann Richommeは次のようにコメントをしています。(公式サイトより抜粋)
「とても天気がいいので、間も無くTシャツに着替えることでしょう。風が入り始めたので、だいたい平均11〜12ノットのリーチングです。これからの二日間は次のジャイブポイントに向けてまっすぐです。夕方からはスピネカーを揚げるけれど、南に来たことを実感しますね。私たちはトランザットのより面白い部分である第2ステージを迎えています!」

レース全体ではUltimeがついにフィニッシュ!
信じがたいシナリオではありますが、6日間に渡りトップを帆走っていたMacifのFrançois Gabardを最後の最後フィニッシュライン目前でIDEC SportのFrancis Joyon が抜き去り優勝を飾りました!この2艇がグアドループを回った60マイル、6時間に及ぶ勝負は多くの注目を集めました。
Francis の記録は7日間14時間21分47秒、次に続いたFrançois Gabardとの差はたった7分8秒でした。

ポワントピートルの歴史的夜の動画
La Route du Rhum-Destination GuadeloupeFB公式ページより

貴帆はおよそ5日間の避港期間を経て再スタートを切りました!
引き続きご声援をお願いいたします!

La Route du Rhum-DestinationGuadeloupe通信No.11

みなさん、こんにちは!
陸上班清水がレース公式サイト9日の情報をお伝えいたします。

2018年11月9日フランス時間AM7:00の位置情報

2018年11月9日フランス時間AM7:00の位置情報

レース4日目になりましたがClass40のフリートはまだまだ悪天候を抜けていません。
木曜日の夜から金曜日にかけて、特にリスボン緯度に位置するスキッパーに対しては新たな低気圧の前線が予報されています。このような状況でClass40トップ帆走るYoann Richomme、Phil Sharp、 Aymeric Chappellierのトリオが南にアゾレスの高気圧へ一回りするために南方に逃げることは当然のようです。

トップを帆走るYoann Richommeによる木曜日のコメント:「戦略としては、私のすぐ後ろにある荒れた海域を避けるためにいち早く船を南に進めることで、他の船はこの海に耐えなくてはいけないでしょう。いくつかの遅れが出ることは間違いないけれど、このコンディションで船を進めることは難しい。

La Route du Rhum-Destination Guadeloupe2018の中で女性セーラートップを帆走るCampagne de FranceのMiranda MerronさんはFBにて昨日以下コメントを出しています。
Miranda Merron:2014年前回大会6位完走
         2014年Campagne de FranceはClass40シリーズチャンピオン
                      2017年Campagne de FranceはMiranda Merron&Halvard MabireのペアでRORC
         (Royal Ocean Racing Club)Class40カテゴリーのチャンピオン

©️Miranda Merron-Campagne de France

2018年11月8日投稿コメントより抜粋:
(FBアカウント:Halvard Mabire and Miranda Merron Sailing team)
3つの低気圧があり、今夜が3つ目です。 前回の2つの低気圧は船を壊すレベルで3つ目も同じようなレベルでしょう。アメリカ式チャート上で「STORM」表記された低気圧は明日にもイギリスとフランスへ移動します。昨日は55ノットを目にすることとなり、ものすごい一日でした。たった35ノットでのセールチェンジの際には望まない方向へ9マイル進む羽目になりました。特にソロの場合は正しく戻すために時間がかかります。これからいち早く今夜の準備に取り掛かります。今夜の低気圧は24時間続けて30〜35ノットは吹くことは間違いなく、おそらくもっと強くなるでしょう。 Ursuitのドライスーツを着て数日過ごしていますが、このドライスーツは本当に乾いていて防水です。船内の移動は非常に危険なためヘルメットが欠かせません。風がないときにいくつかの修理をしましたが、まだリストにはやるべきことが残っています。もし陸が近かったら間違いなく寄港を選択していたことでしょう。避港/寄港を選択したセーラーは正しいと思います!
Miranda/Campane de France

レース公式HPはこちらからご覧頂けます。

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